慢性的な腰痛、肩こりなどでお困りの方は多いと思います。

「首がこる」

「肩が痛い」

「背中が痛い、こる」

「腰がだるい、痛い」

「足が痛くてしびれる」

「膝が痛くてつらい」

など、色々な症状が出ている方も多いと思います。

 

では、こういった多くの方に共通する特徴は何かというと・・・

「体が歪んでいる」のです。

 

つまり、解剖学でいう基本の形から外れてしまっているということなのです。

 

【 解剖学での基本の形や姿勢 】

解剖学的基本肢位

 

では、症状があちこちに出ている方の体の形とは・・・

こういう具合に・・・

「体が傾く、重心がずれる」

「肩の高さが左右で違う」

「骨盤が傾く、ねじれる」

「猫背、腰の曲がり」

「前傾姿勢になる」

といった左右のバランスの違い、前後のバランスの悪さが体の形・姿勢に現れてしまうのです。

 

ではなぜこういった体の歪みが作られてしまうのか??

それは、日常生活のなかで左右の手と足を偏って使い、間違った体の使い方をしてきたからなんです。

例えば、

①同じ側の足ばかり組む

 

②同じ側ばかりで横すわりをする

 

③ぺちゃんこ座りをする

 

④カバンを同じ側の肩に掛ける

 

⑤いつも横向き(同じ側)で寝る

 

⑥左手で頬杖をついてパソコンをする(右手をマウスで操作)

 

⑦同じ側の足に体重を掛けて立っている

 

⑧赤ちゃんを同じ側ばかりで抱っこする

 

⑨いつも体を同じ側ばかりひねって作業する

 

⑩いつも同じ側の歯で噛んで食べている

 

という具合に普段の日常生活で無意識に偏った体の使い方をしてしまっているのです。

 

こういった状態が長く続くと、クセになり左右の筋肉の支えるバランスが狂い背骨や骨盤を均等に引っ張ることができなくなってしまうのです。

その結果、体が歪んでしまい「腰痛」・「肩こり」といったつらい症状が出てしまうのです。

 

当院でしんそう療方を受けてらっしゃる方にはいつも言ってますが、

こういった日常生活の自分の癖を知り、それを少しずつ改めて行くことが重要なのです。

そうやって自分で意識することで「症状の予防」につばがるのです。

 

今は特に症状が出ていないから私は大丈夫だと思っている方、年を取るにしたがって後々症状が出るかもしれませんよ。

今のうちに自分でクセに気づき、姿勢や体の使い方を意識していきましょう!!