椎間板ヘルニアでも今回は「腰椎椎間板ヘルニア」ついて。
MRI検査を受けて「ヘルニア」と診断された方
ヘルニアによる坐骨神経痛に苦しんでいる方
ヘルニア除去手術を考えている方
ヘルニア手術は避けたい、切らずに治したい方
色々いらっしゃると思います。
私も14年前に腰椎椎間板ヘルニアと診断され、朝起きるのがつらく、腰の激痛と坐骨神経痛に悩まされました。でも今はお陰さまでゴルフもできる体になっています。
ここでは、「ゆがみ直し一筋12年」のしんそう師である吉田がどうすれば手術をせずにヘルニアを克服するかをテーマに、少しでも約に立てる情報をお伝えしていきたいと思います。
椎間板ヘルニアとは
腰椎(背骨の腰の部分)を形成している椎骨の間には椎間板という軟骨組織がクッションの働きをしています。椎間板ヘルニアは腰椎に無理な力がかかって椎間板からゼリー状の内部組織である髄核が飛び出て神経根を圧迫することで起こります。
この髄核という組織が飛び出ることをヘルニアと言います。ヘルニアにより神経根が圧迫されるで、腰の激しい痛みや太もも・ふくらはぎ・足の裏などに痛みやしびれが出てしまうのです。
椎間板ヘルニアになる原因
ヘルニアになる原因はいくつかあります。紹介していきましょう!
スポーツなど激しい運動
野球やサッカーやゴルフ、その他の激しい運動をしていると腰を捻ったり、腰に負荷がかかることがあります。その結果、椎間板ヘルニアになってしまうといったアスリートの選手も多いです。
ゴルフの石川遼君は「腰椎椎間板症」と診断されたようで、ヘルニアの一歩手前ですよね。あれだけマン振りで腰をねじっているわけですから、椎間板も相当な影響を受けていた事がわかります。
度重なるギックリ腰から
ギックリ腰は腰の筋肉や靭帯の炎症と言われますが、椎間板にも炎症がおきることがあります。実際、当院へ来院されたヘルニア患者さんに伺っているとほとんどの方が過去に何回もギックリ腰をおこしているケースが多いのです。
椎間板の老化
椎間板は20歳を過ぎた頃から、だんだんと弾力性が欠けてゆくと言われています。年齢とともに体の柔軟性も失われ、椎間板も弾力性がなくなっていくと、ちょっとした動作による衝撃や圧迫に耐えられず、髄核が突出しやすくなります。
なので、20~30代でも激しい運動をしていなくても椎間板ヘルニアになることは意外と多いのです。
骨の老化
加齢によるものがほとんどですが、偏食によるカルシウム不足が骨粗鬆症や骨の変形を引き起こし、ちょっとした衝撃で骨が欠け、椎間板を潰してしまうケースもあります。特に女性は閉経後に骨粗しょう症になりやすく、僅かな衝撃にも絶えきれずに、骨折を起こすこともあり、それとともに椎間板もつぶれてしまうこともあるのです。
姿勢や体のゆがみから
椎間板ヘルニアになる原因でほとんどの方に当てはまるのは、姿勢の悪さ、偏った体の使い方による歪みからきているのです。
いつも決まった側で足を組んでいる、横すわりをしている
いつも決まった側の手や肩で荷物を持つ、カバンをかける
といった具合に手足を偏って使っているのです。その結果、骨盤や背骨の腰椎が曲がったりして歪んでしまうのです。
腰椎が左右どちらかに曲がることで椎間板にも負荷がかかり、ヘルニアになってしまうのです。
椎間板ヘルニアの症状
これは、腰椎のどの部分にヘルニアが出ているかによって、痛みやしびれの場所も人それぞれ違います。
上記のように、体表や筋肉は神経支配をうけており、腰椎の何番にヘルニアが出ているかで痛みやしびれといった症状が出る場所が決まっています。
例えば腰椎5番(L5)と仙骨1番(S1)にヘルニアが出ている場合は太もも後面やふくらはぎ、足首、足裏に症状がでるわけなんです。
坐骨神経痛
症状は坐骨神経痛といって殿部から太もも、ふくらはぎ、足首、足裏にかけての痛みやしびれがでることがほとんどです。多くは片方の足に出ます。
立っていると痛くてつらい
座ると痛みが強くなる
長時間歩けない
といった具合に症状がおしりや足に出てしまい、痛い側をかばってもう片側の足に偏って重心をかけてしまい、その結果体が更にゆがむという悪循環に陥ってしまうのです。
激しい腰の痛み
ほとんどの場合は、坐骨神経痛であるお尻や足に症状がでるのですが、中には足の痛みはなく、腰や仙骨だけが痛いといったケースもあるのです。
中腰や前かがみが痛くて出きない
ずっと座っていると腰が痛くなる
腰が痛くて朝起きれない
寝返りが痛くてできない
といった具合に腰を曲げたり、伸ばしたりや同じ姿勢が痛くなるといった症状がでます
処方される薬について
代表的な消炎鎮痛剤である「ロキソニン」、ロキソニンでも効かない場合は「ボルタレン」を処方されます。「トラムセット」といった痛み止めも最近はよく聞きます。ただ、トラムセットは吐き気などの副作用があるのが特徴です。
神経障害性疼痛に効くと言われる鎮痛薬の「リリカ」。坐骨神経痛での代表的な神経痛の薬です。ただ重篤な副作用として劇症肝炎が報告されている他、
他には痛覚神経の感受性を低下させる作用がある「ノイロトロピン」も坐骨神経痛で処方されることがあります。この薬は副作用は少ないようですが、発疹、かゆみ、食欲不振、
最も多い組み合わせは、ロキソニンとリリカです。人によってはあまり効果を感じなかったり、痛みがマシになったという人もいます。
これはブロック注射と同じで効果を感じる感じないは、かなり個人差があるようです。
手術について
手術は色々種類があるようです。
内視鏡を使った手術、レーザーによる手術、enspireといったワイヤーを使って行う手術と様々です。麻酔が全身か局所か、保険適用ありか無しか、入院の日数など一長一短があるようです。
手術して成功すればいいですが、切ったものの症状が一向に改善されないといったケースもあるのです。また、手術が成功して痛みやしびれが治ったとしても、再発するケースは多々あります。これは結果であるヘルニアを取っただけで、ヘルニアになった原因は何も変わってないからなんです。
まさに手術は対症療法であり、根本は変わってないわけでヘルニアになった原因を取り除いていく必要があるのです。
椎間板ヘルニアを治すためには
ヘルニアを治すということは、手術などの対症療法ではなく、自然治癒させるということなんです。
実際、最近では白血球のマクロファージがヘルニアで飛び出た髄核を食べて自然治癒してくれるということがわかってきています。なので、そういった自然治癒を高めていく治療が大切なんです。
それからヘルニアになった原因を考えると・・・・
姿勢の悪さや偏った体の使い方からの体の歪みを直していくことが最も大事なんです。
腰椎が曲がり、ねじれることで椎間板が変性しヘルニアが起こってしまうのです。ここが現代医学で最も見落とされているところなんです。
ただ、自然治癒はそれなりに時間がかかります。手術はしたくない、根本から治したいという思いがあるなら、ヘルニアになった原因を治して行きましょう。そうすれば少しずつですが症状は好転していきます。
当院で手術を宣告された椎間板ヘルニアを改善された方の紹介
酒井さん、来院前の状態はどうでしたか?
前かがみや中腰、立っているのも座っているのも腰の激痛で相当つらい状態でした。
今までどのような治療をされましたか? また期間はどのくらいかけましたか?
整形外科で、筋肉注射、レーザー治療、仙骨ブロック注射療法を2ヶ月受けました。
それらの治療をされた結果はいかがでしたか?
ブロック注射をしても、4,5日しかもたず、痛みは元通り。医師からは手術を勧められていました。
今回施術を受けられてどのように改善されましたか?
立っているのも、座っているのも、何をするにも腰に激痛が走り、普通に日常生活も出来なかったけど、施術を3,4回通った頃から痛みが全くなくなり、姿勢も良くなりました。
手術しなくても済み、嬉しいいことだらけです。
同じ症状で悩んでいる方にアドバイスお願いします。
ヘルニアで手術を勧められている方は一度受けてみてください!
酒井さん、ご協力ありがとうございました!
こちらもどうぞ・・・・「椎間板ヘルニア、坐骨神経特集」