出展:http://www.yuuzankaku.co.jp/news/archives/2010/09/
小学生にもなると、野球やサッカー、テニスなどスポーツをされる子供さんが多いですね。
私の息子も少年野球をやっていました。
少年野球のコーチをしてましたが、うちのチームの子供達の何人かが腰痛を訴えて「青空施術」をよくしていましたね。
家でゲームをしている姿勢が悪かったり、猫背になったりで歪んでいる子供達も多いものです。
子供も・・・・
体の歪みが腰痛の原因
なんです!!
今回は当院へ来られたバスケットボールをされていて腰痛になった小学生の子供さんの症例をご紹介します!
お子さんは小学校5年生。
地域のバスケットボールチームで熱心にバスケットボールをされておられ、ここ最近になって腰から殿部(お尻)に痛みが出てきたとのこと。
近くの整骨院へ行ったところ、しばらくはいいが、バスケットボールで走ったりするとまた痛みが出てきた様子。
知人の紹介でお母さんに連れられて来院されました。
来院時の体の状態をみていきましょう!
立った時の様子
重心がずれているため、両足を開いて立ってしまっています。
座った時の様子
骨盤の上に背骨がしっかり乗っておらず、骨盤が後ろへきてしまってます。
そのため腰椎(背骨の腰部分)が後ろへ反って本来のS次カーブが失われた状態です。
腰痛が起こりやすい典型的な姿勢になっていますね。
殿屈検査®(重心の傾きをみる検査)
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明らかに左足が曲がりにくく、抵抗があります。
この検査で重心が左に傾いていることがわかります。これが腰痛の原因なんですね。
バンザイ検査®(バンザイをして左右の手の上がり具合の違いをみる検査)
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手をバンザイした状態で左右の手の上がり具合をみると、明らかに左手のノビが悪いですね。
これは、左の広背筋という筋肉が縮み、右の広背筋は緩んでいるため左手が上がりにくく右手が上がりやすくなっているんですね。
広背筋の左右の伸び縮みの違いが骨盤や腰椎を歪ませ腰痛を引き起こすのです。
検査後、このお子さんの体の歪みに合わせた無痛の施術をしていくと・・・
施術後の殿屈検査®
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両足の曲がり具合が綺麗に揃いました。
これで左右均等に重心をかけることができ、骨盤や腰椎の歪みもとれてきました。
施術後のバンザイ検査®
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左右の両手の伸びがピッタリ揃いました!
広背筋の伸び縮みが揃い、骨盤や腰椎のゆがみがとれてきました。
施術後の座った状態
骨盤の上にしっかり背骨が乗って、背骨本来のS字カーブに変わってきました。姿勢も綺麗ですよね!!
施術後の立った状態
開いていた両足が狭まり、重心が真ん中に寄り、立つのが楽な様子。
このように真っ直ぐ、左右均等に立てると走ったり、しゃがんだりといった動作が安定していきます。
さて、3~4回ぐらいの施術で体の歪みがとれてその後の様子は・・・・
バスケットボールで目一杯走っても腰は痛くない。
前みたいに痛みが出ない、戻らない。
走りやすくなった。
といった喜びの感想をいただきました。
良かったですね。
腰が痛いとバスケットボールも最高のパフォーマンスを発揮できないですしね。
それと痛がる子供さんを見ているのも親としては辛いもんですよね。
まとめ
子供も大人と同じように歪んでいるものです。
歪みが大きくなると、自然治癒力では回復できなくなり、腰痛として体に現れるのです。
なので、対症療法ではなく子供もしっかり元の正しい形に体を戻してあげないとダメなんですね。
この子供さんは合計4回ぐらいの施術でほぼ歪みが改善されました。
子供さんは大人と違って、歪ませた年数が浅く、若い分歪みが取れるのも早いですから(笑)
みなさんの子供さんも姿勢や歪みをチェックしてあげて下さいね!