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妊娠による体の変化や不調

妊娠するとだんだんとお腹が大きくなったり、骨盤が開いてくるなど色々変化が出てくるようになります。

「腰が痛い・・・」

「足の付根が痛くなった」

「坐骨が痛い・・・」

といった症状や不調が出てくる場合があります。

妊娠しているから、妊婦だから仕方がないということではなく、なぜ痛みがでてしまうのかという原因をしっかり理解し、対策していければもっと楽な妊娠生活を送れるようになります。

ここでは原因と対策や解決法を「歪み直し16年のプロ」がわかりやすく解説していきたいと思います。

妊娠による骨格の変化

骨盤が開いてくる

妊娠すると、「リラキシン」というホルモンが分泌されて骨盤周りの筋肉や靭帯が緩んでいきます。その結果徐々に骨盤が開いていき、お尻も大きくなっていきます。

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真ん中の仙骨という三角形の骨(薄緑部分)と腸骨と言われるハート型の骨(ピンク部分)がつながっているところ(仙腸関節)が開いていきます。

それから下の腸骨のつなぎ目部分である「恥骨結合」も開いていき、出産時に最も開くことにより赤ちゃんが出やすくなるのです。

骨盤が開くことにより、色々な不調を感じる妊婦さんも多いです。

腰痛や恥骨痛、足の付根の痛み、尿もれが出てしまう方もいます。

反り腰(お腹が大きくなることで腰が反ってしまう)

妊娠して後半頃から赤ちゃんの成長に伴ってお腹も大きくなっていきますよね。お腹が大きくなればなるほど腰、腰椎(背骨の腰の部分)が反っていきます。

背骨は本来はS字カーブを描いていて、一番正しい姿勢を保てるのですが、そのS字カーブが腰の部分で反り過ぎてしまうと筋肉のストレスや負荷がかかり腰痛を引き起こしやすくなるのです。

sorikoshi右が正常な腰椎、左はお腹が大きくなることで腰椎が反ってしまっている状態

妊婦さんに多い症状3つ

1、腰痛

3か月ぐらいの妊娠初期では、リラキシンというホルモンの影響から靱帯や関節が緩んでくることから骨盤が開いてしまう。その結果、腰の痛みやダル重さを感じる妊婦さんが多いんです。

妊娠後期になると、体重も10キロ近く増えて、お腹も大きくなり重心がどうしても前方に来てしまいます。そのバランスを取ろうとして後ろへ反ってしまいます。その結果、腰椎(背骨の腰部分)がかなり反り本来のS字カーブが失われてしまうことにより、背中から腰の筋肉に必要以上に負荷がかかり、痛みやだるさが出てしまうのです。

2、股関節や足の付け根の痛み

歩いたら足の付根が痛くなる・・・

立ったり座ったりで股関節が痛い・・・

妊娠初期~後期にかけて腰痛に続き、多い症状の一つです。

股関節の痛みも腰痛と同じで、ホルモンが分泌されることで骨盤を支えている靭帯が緩んでくることから起こります。

骨盤と大腿骨(太ももの骨)をつないでいるのが股関節(足の付根)ですが、この関節や靭帯が緩んで痛みが出ることがあるのです。

また、妊娠後期になると子宮が大きくなることで、股関節にある神経を圧迫してしまうことから股関節の痛みが出る場合もあります。

3、恥骨痛

座っていたり、寝ていると恥骨が痛い・・・

恥骨はアンダーヘアー部分にある骨のことをいい、そこが痛くなる妊婦さんが多いです。

上の骨格図にあるように、ホルモンの影響で腸骨下の部分の「恥骨結合」が開いてくることが恥骨痛を感じる原因になるのです。

時期的には個人差がありますが、妊娠後期に多くなるようです。

妊娠前から腰痛がある方は骨盤が歪んでいることからも恥骨痛になりやすいといったデータもあるようです。

なぜ腰や股関節、恥骨が痛くなるのか?

1,骨盤のゆがみ

妊娠をすると、「リラキシン」というホルモンが分泌されて骨盤の靭帯が緩んで骨盤が開いていきます。

骨盤が左右均等に開いていけば良いのですが、「姿勢が悪い」、「片寄った体の使い方」をしていると歪んだ状態で開いていきます。

背骨の土台である骨盤がゆがむと、背骨も曲がり腰痛の原因になります。

骨盤がゆがみ、ねじれると、股関節、足の付根、恥骨の痛みにつながります。

骨盤のゆがみというのは、普段の姿勢や体の使い方のクセからきているので、正しい姿勢を意識して、偏らない体の使い方を心がけることが大切です。

2,反りすぎた腰椎(腰骨)

本来背骨はS字カーブになっており、腰椎(背骨の腰部分)が緩やかに反っているものなんですが、お腹が大きくなることでだんだん反りがきつくなってしまいます。

必要以上に腰椎(背骨の腰部分)が反って曲がってしまうことにより、腰の筋肉や骨盤周り神経も圧迫を受けてしまいます。

その結果、腰痛や足の付根の痛みなどを引き起こしてしまうのです。

3,体を動かさないから(運動不足)

妊娠すると、家で安静にしがちになったり、体が重くなり運動が億劫(おっくう)になりますよね。

そうすると筋肉もあまり動かさないため、血液循環も悪くなってしまいます。

その結果、腰痛や足の付根が痛くなることがあります。

なので体操やウォーキングをするといいでしょう。

腰痛や股関節痛、恥骨痛を改善させるには?!

骨盤、背骨といった骨格を正しい位置に戻す

歪んで開いてしまった骨盤、曲がった背骨、反りすぎた腰椎(腰骨)を正しい位置に戻してあげることで妊娠時に感じる腰・股関節・恥骨の痛みを改善することができます。

自分でストレッチや体操をやっても、なかなかゆがみは正せないので、施術を受けることをおすすめします。

骨盤、背骨といった部分をそろえるという考えではなく、からだ全体をそろえることが大切です。

なので、当院では四肢である「手足」をそろえるゆがみ治しで、体幹である「骨盤や背骨」を正しい位置に戻していきます!

そうすることで、腰や足の付根、恥骨の痛みだけではなく、肩こりや頭痛、むくみといった症状も改善していくのです。

あと、「寝やすい」「座ってて楽」「動きやすい」体になっていくんです!

ウォーキングなどで体を動かす運動をする

手をよくふってウォーキングを行うことで全身運動になり、血行促進され筋肉の柔軟性が出てきます。

また、片寄った体の使い方からくる「ゆがみ」をある程度自分で自己調整することができます。

なので、積極的にウォーキングをしましょう!

 

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