椎間板ヘルニアと聞くと、腰椎(腰)椎間板ヘルニアを想像する方が多いと思いますが、首のヘルニアもあります。
頚椎ヘルニアになると、首、肩の痛みや手のしびれといった辛い症状が出てしまいます。手術を考える方もいると思いますが、今回は手術をせずに治していく方法をご紹介したいと思います。
頚椎ヘルニアも手術せずに、改善された方は数多くいらっしゃいます。まずは頚椎ヘルニアとはどういったものか?症状・原因・治療・予防法といったところを「ゆがみ直し一筋12年」の私、しんそう箕面桜井院長の吉田がお伝えしていきたいと思います。
頚椎椎間板ヘルニアとは
頚椎(首)は7つの椎骨によって形成されています。
出典:医療法人 純正会
その椎骨と椎骨の間に椎間板というクッションの役目をする軟骨があり、何らかの原因でその椎間板の中にある髄核という組織が飛び出ることにより、脊髄や神経根を圧迫し痛みやしびれの症状がでることを言います。ヘルニアとは本来あるべきところから飛び出ることをいいます。
圧迫が脊髄まで及ぶと、両手足がしびれたり、ひどい場合は歩行障害まで起こることもあります。神経根だけの圧迫の場合は圧迫を受けている側の手がしびれることが多いです。
頚椎ヘルニアの症状
ヘルニアが脊髄への圧迫があるのか?神経根だけなのか?によって症状も違ってきます。
ヘルニアが脊髄へ圧迫している場合
両手足のしびれが出たり、手や足を使った細かな指の動作ができなくなります。症状がひどくなると歩行障害が出ることもあります。症状が両方の手や足にしびれが現れている場合は脊髄への圧迫が疑われます。
ヘルニアが神経根を圧迫している場合
ほとんどの頚椎ヘルニアはこの神経根への圧迫です。この場合は、片方(右か左)だけのしびれや痛みといった症状になります。特に上を向いたり、下へ向いたり首を動かした時に、強い痛みが首や肩、上腕、手などに痛みやしびれが出ます。
多いのは首や肩の痛みと手のしびれです。
ヘルニアの好発部位(よく起こる場所)は決まっていて、頚椎の4-5番、5-6番、6-7番の3箇所です。特に多いのが5-6番と6-7番。
4-5番のヘルニア
首の付け根に痛みが出る。
5-6番のヘルニア
主に肩周辺に痛みが出る。親指側にしびれが出るケースが多い。
6-7番のヘルニア
肩甲骨内側に痛みが出る。人差し指、中指側にしびれが出るケースが多い。
頚椎ヘルニアの原因とは
加齢による椎間板の変化
椎間板は20歳を超えると徐々に老化していきます。柔軟性を失って、ストレスに耐え切れなくなると椎間板から髄核が飛び出やすくなります。
なので、20~30代でも激しい運動をしていなくても椎間板ヘルニアになることは意外と多いのです。
運動やスポーツによる椎間板にかかる負荷
ゴルフなどで首をねじったり、重い物を持ったりすることで椎間板にストレスがかかります。そういった繰り返しの動作が原因で椎間板にヘルニアが起こってしまいます。
悪い姿勢やゆがみによるもの
最近はストレートネックと診断されることも多いようですが、長時間スマホや携帯を使うことによってうつむいた状態になり、首が変形してしまうことを言います。こういった姿勢の悪さやゆがみから首が生理的な湾曲(自然な反り)を失い変形してしまうのです。その結果、頚椎ヘルニアを引き起こしてしまうのです。
激しい運動やスポーツもしていない、特に原因が見当たらない頚椎ヘルニアの場合、多くがこの姿勢やゆがみから来るのです。
頚椎ヘルニアを予防するためには
頚椎ヘルニアを予防するためには、姿勢を改め、体全体の歪みを直していく必要があります。
そのためのいくつかのポイントをお伝えします。
スマホを見る時の姿勢に気をつける
このように浅く腰をかけると、姿勢が悪くなり首もストレートネックになり、変形しやすくなります。なので、背もたれに腰が付くように深く座りスマホの位置を高くして目線を下げないにしましょう!
パソコン作業での姿勢に気をつける
これも同じで浅く腰をかけているので、姿勢が悪くなっています。深く腰を掛けることで背骨がS字に近づき首も前に行きにくくなります。PCの画面をのぞくように首を前に突き出さないよう気をつけましょう!
仰向けで寝る時の枕やクッションの高くしすぎない
枕やクッションが高すぎると、首が前へいき下を向いた状態になってしまうので、なるべく低くして仰向けで寝ましょう!
肘置きにほおづえをつかない
この状態は明らかに首が傾いた姿勢です。これがクセになると、首(頚椎)が片方に歪んでしまいます。
うつ伏せで顔をあげない
この姿勢は首を反らした状態なので、首にストレスがかかってしまいます。この状態を長時間続けていると、椎間板にも負荷がかかります。なるべくこの姿勢をとらないようにしましょう!
頚椎ヘルニアの治療法とは
頚椎ヘルニアを手術せずに治していく方法とは何か?
それは・・・・
体のゆがみを治していくことです!
手術して、飛び出たヘルニアだけ切除しても原因が治っていなければまた再発してしまいます。あるいは神経ブロック注射で痛みを一時的に抑えても、原因が治っていないのでまた痛くなります。
根本からヘルニアを治していくためには、原因である頚椎のねじれやゆがみを直していく必要があるのです。頚椎を本来の反りに戻してあげ、ねじれを直すことで血液循環が改善され神経の炎症が治まってくるのです。
⇒
当院で「体のゆがみ」を直して、頚椎ヘルニアを改善された方を紹介します。
頚椎ヘルニアで当院に来院される方は、整形外科でMRIやレントゲンなどでヘルニアと診断されて、牽引や電気治療、ブロック注射、薬などを試したが、改善しない・・・
あるいは手術を勧められたが、切るのは嫌なので手術無しで治したいという方ばかりです。
相当痛みやしびれがきつい状態で来られますが、根気よく「からだ全体の歪み」を直し、本来のあるべき形に戻してあげることで少しずつ快方へ向かって行かれます。
ここで、からだの歪みを直して椎間板ヘルニアを克服された方を紹介します。
岩谷さん、初めて来院された時の症状を教えて下さい
症状は首のヘルニアからくる左手のしびれがありました。
今までどのような治療をされましたか?
整形外科に通っていたんですが、特に改善しなかったんです。
あと、左手のしびれが継続的にあり、痛み止めを飲み続けていました。
今回、施術を受けてどのように改善されましたか?
一回目の調整で左手のしびれがなくなったんです。また、痛み止めを飲んでいたんですが、調整以降全く飲まなくなりました。
あと、全体的に体の調子が良くなったと思います。
同じような症状で悩んでいる方アドバイスお願いします。
私の場合、首のヘルニアの症状が少しでも良くなればと思い調整をお願いしたのですが、手足を動かし、そろうだけで首のヘルニアによる左手のシビレがとれて驚きました。
色々な体の痛みは体の歪みにより発生するものと実感しています。
体の痛みや肩こりなどで困られている方は是非一度、しんそう療方による調整を受けてみてください。
岩谷さん、ご協力ありがとうございました。
※(免責事項)個人の感想であり、万人にその効果を保証するものではありません
まとめ
頚椎椎間板ヘルニアとは
頚椎には7つの椎骨で構成されており、その椎骨と椎骨の間に椎間板というクッションの役目をする軟骨があります。
何らかの原因でその椎間板の中にある髄核という組織が飛び出ることにより、脊髄や神経根を圧迫し痛みやしびれの症状がでることを言います。
頚椎ヘルニアの症状
ヘルニアが脊髄へ圧迫している場合は、両手足のしびれが出たり、手や足を使った細かな指の動作ができなくなります。症状がひどくなると歩行障害が出ることもあります。
ヘルニアが神経根を圧迫している場合は、片方(右か左)だけのしびれや痛みといった症状になります。特に上を向いたり、下へ向いたり首を動かした時に、強い痛みが首や肩、上腕、手などに痛みやしびれが出ます。
頚椎ヘルニアの原因
①加齢による椎間板の変化
②スポーツなどによる椎間板にかかる負荷
③悪い姿勢や体の調子から
頚椎ヘルニアの予防法
①スマホを見る時の姿勢に気をつける
②パソコン作業での姿勢を気をつける
③仰向けで寝る時の枕やクッションの高くしすぎない
④肘置きにほおづえをつかない
⑤うつ伏せで顔をあげない
頚椎ヘルニアの治療法とは
体のゆがみを治していくことです!
頚椎ヘルニアと診断されて、治療法を探している方・・・
色々な治療を受けたが、なかなか改善しない方・・・・
ブロック注射が効かない方・・・・
手術だけは避けたい方・・・・
当院で無痛で「体の歪み」を直し、根本からヘルニアを改善していきましょう!
私、吉田もヘルニアで苦しみましたが、このしんそう療方のおかげで見事に回復しました。一緒にヘルニアに負けない体にしていきましょう!
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