今回は腰椎分離症について
腰椎の椎間板(ついかんばん)のついている前方部分は椎体(ついたい)、後方の椎間関節のついている部分は椎弓(ついきゅう)と呼ばれます。椎体と椎弓が離れてしまった状態を「腰椎分離症」といいます。
出典:http://www.tanagokoro-chiryouin.jp/category/parentsymptoms/symptoms_spondylolysis/
この腰椎分離症が起こると、腰痛が出て特に、同じ姿勢を続けたり、長時間の立ち仕事や重労働のあとに痛みが強くなります。
スポーツなどで起こるケースもあり、10~20代の若い方が分離症になることも多いのです。
分離症からすべり症も併発してしまうこともあるので、しっかり治しておきたいですね。
当院で体の歪みを直し、「腰椎分離症」を克服した方をご紹介します。
30代前半の女性の方で、4年前に「腰椎分離症」と診断されたとのこと。
出産を経験し、それ以降「分離症」が原因で頻繁に腰の痛みや足のしびれが出ている状態。
来院時は、2歳の子供さんを抱っこしていて、しばらくすると急激に腰が痛くなったと。
それまでの治療は、
整骨院ではマッサージと鍼の治療を受けたが、余計に痛くなったとのこと。
整体では変化がなかったとおっしゃっていました。
来院時の状態は・・・・
痛みがひどく、腰を曲げれない・・・・
仰向けで膝を伸ばせない・・・・
寝返りも痛くてできない・・・・
といった状態でした。
しんそう療方の検査をして、体の歪みをみていくと・・・・
うつ伏せになり、両足を曲げていく「殿屈検査®」では、ずいぶん左足の曲がりが悪くなっています。
曲がりにくいだけではなく、曲げると腰に痛みが出ています。
バンザイをした状態で両手の上がり具合をみる「バンザイ検査®」でも右手の上がりが悪く差が出ています。
このように、「分離症」で腰が痛い状態では、必ず左右の手足のズレが出るのです。
しんそう療方では、左右の手足のズレをみていき、痛みや症状の原因を突き止めていきます。
15~20分手足を操作して、筋肉に刺激を入れていくと・・・・
両足を曲げていくと、左に抵抗があり、曲がりが悪く腰に痛みもあったのですが、よく曲がり痛みもなくなりました。
「バンザイ検査®」でも右手の上がりが悪かったのが、左手と同じ位置までスムーズにあがり揃ってきました。
この方の場合、1回の施術でかなり「腰椎分離症」による腰の痛みが軽減され、トータル3回ぐらいの施術で痛みがなくなりました。
やはり、30歳と若いせいか、改善が早くみられ本当に良かったですね。
症状も分離症だけのようで、すべり症なども出ていなくてよかったと思います。
この方のように、「分離症」で悩んでいる方は多いと思いますが、治療は整形外科や整骨院などで受ける対症療法へ行かれて変化がない、改善しない・・・・といった方が多いのです。
対症療法ではなく、当院で歪んだ体を「対称性な体」に戻すことで「分離症」からくる腰の痛みは改善していきますよ!!